『こぶとりじいさん』のこぶは腫瘍?
“歯科口腔外科”という言葉は、まだまだ馴染みの薄い言葉だと思います。
簡単にいえば、口の中の外科処置を行う診療科ですが、お口の中や周囲に生じるさまざまな疾患に対するアプローチ、あるいは全身疾患と関連する患者さんの歯科診療を行う科でもあります。
例えば
- ・歯の外傷、口腔内の裂傷、顎の骨の骨折
- ・口腔内の腫瘍(デキモノ)、のう胞(袋状の病的組織)の摘出
- ・口腔粘膜疾患、細菌やウィルスの感染症
- ・歯周外科
- ・口腔内に症状を呈する全身疾患(膠原病・血液疾患等)、全身疾患(高血圧、糖尿病等)の患者さんの治療
- etc
など様々です。また、当院では一般歯科の範ちゅうを越える炎症や外傷の処置、重篤な口腔内の疾患の早期発見、これらの疾患に対して専門病院の紹介致しております。
“補綴”は「ほてつ」と読みます。見た目や咬み合わせを、冠や入れ歯など人工の歯で補う治療の事です。現在は、悪い所だけ削って治す治療から、より美しく自然に見えるような審美補綴治療に徐々に変わってきています。
例えば
- ・銀歯は入れたくない。
- ・歯の隙間が気になる。歯並びを綺麗にしたいが、時間の掛かる矯正はしたくない。
- ・子供の頃から歯の色にコンプレックスがある。
- ・銀色のバネが見える入れ歯は入れたくない。
- etc
など、より審美性を追及したい患者さんに適した治療です。
さわやかさ、若々しさ、清々しさなど、「口もと」は好感度にも繋がります。審美補綴は、これらの「口もと」、また最高の笑顔を作るための補綴治療です。
将来、歯が綺麗なことが「キレイ」の基本になるかもしれません。
- セラミックインレー
- 左:保険適用冠
中:セラモメタル(内面と一部が金属)
右:オールセラミック(全てセラミック) - ノンクラスプ(バネ無し)義歯